19.エスクローとラグジュアリータックスはどこに行きますか?
エスクロー(質問番号16を参照)やラグジュアリータックス(質問番号18を参照)の制度で徴収したお金は、一定のルールのもとチームに分配したり、”リーグの目的”に使用したりすることができます。
エスクローマネー
- エスクローマネーの一部または全部をチームに分配することができるが、全チームに均等に分配される場合に限る
- チームに分配されなかったエスクローマネーは、”リーグの目的”に使用される
タックスマネー
- タックスの50%までは、タックスを払っていないチームに分配することができる。ただし、チームに分配することは義務付けられていない
- チームに分配されないタックスは、”リーグの目的”に使用される。言い換えれば毎シーズン、税収の少なくとも50%が”リーグの目的”に使用される
"リーグの目的”とは、基本的にリーグが定めたあらゆる目的を意味し、その中にはチームへの分配も含まれています。
現在、税収の50%は収益シェアプログラムの財源として使われ、残りの50%はタックスを払っていないチームに均等に分配されています。
タックスラインを超えた場合の影響のわかりやすい例として、チームサラリーがタックスラインのわずかに下にあるチームの選手が負傷し、代わりの選手と契約する必要がある場合どうなるかを考えてみましょう。
このチームは、選手のサラリーを支払い、タックスラインを超えた分のタックスを支払い、本来受け取れるはずだったタックスの分配を没収されてしまいます。
以下は、各シーズンのエスクローとタックス関連の実際の数字です。
※1 サラリーとベネフィットの合計が指定されたシェアを超過した分
※2 ”選手の予備ベネフィットプール”と追加のエスクロー源泉徴収